言うだけ言わせて

嵐オタな私が言いたい放題する場所。笑

ナラタージュを観て来た話

どうも、きょんです。

 

最近、Hey!Say!JUMPの事しか書いてないじゃんとお思いの皆様。

私が一番思ってます。

とか思ってたら、

ナラタージュ公開されましたね!!

今日、大学終わりに行ってきました。

忍びの国を公開1ヶ月後に慌てて2回観たので

今回は余裕を持って早めに行きましたよ!!

 

以下、ネタバレと個人的感想をごりごりに含みます。

まだ観てないよ~という方や、

お前の感想なんか見たくない!という方は

こちらでUターン・自衛をお願い致します。

これより先につきまして一切の責任は取りませんからね!!

 

 

まず、私もネタバレしない様に自衛してたんですけど

このご時世、Twitterを開いてしまうと否が応でも目に入りますね。

ネタバレ要素を避けていた私の目に飛び込んだ言葉がありました。

 

「過去に忘れられない恋をした人は感情移入しやすいです」

「忘れられない方は引きずりやすい映画です」

 

…私、絶対ひきずるやん。

となりましたが、

前売り券調子に乗って2枚買ったし

何より原作と比較したい気持ちが勝って

いざ行かん、映画館!!!!

 

今日は水曜日で混んでるかと思ったのですが

私の行った時間帯が12時台だった事もあってか

くっそ広いシアターに20人弱しかいませんでした。

まぁ、そもそもそんな人口多くないしな…

何となくの拘りで、J列を取った私。

同じ様な事考える人って結構いるんだな。

20人弱しか観客はいないのに

J列に3分の1ぐらいいた。

 

予告で気になるのあったとか

ラストレシピのにのちゃん楽しみとか置いといて、

本編の話します。

 

度も言うけど、ここからネタバレするからね!!!

 

 

全体を通して私が思ったのは

物撮り、景色、足が多かったなあ、という事でした。

私の印象で話すのは良くないんだろうけど

それこそフランス映画とかこんな感じなんだろうなあって。

 

映画自体の時系列に沿うのは難しいから

映画の中の時系列に沿って書きます。

 

泉(有村架純):高校生

直接いじめだと作中で言ってなかったけど

あんな可愛かったらそりゃ僻まれるよな。

社会科準備室に通ってたとことか可愛い。

高校生ならではだよなあと思いました。

 

ここで印象に残ったのは2つ。

1つは、告白しようとした泉に妻がいたと告げる葉山先生(松本潤)。

高校生の「先生、恋人いますか?」で何故妻がいた話をしようと思ったのか?

不器用な人なんだろうなぁと思った。

もっと上手く誤魔化す術も知っていただろう葉山先生なりの

最大級の誠意の示し方なのかな、とは思った。

2つ目は、卒業式後のキス。

「先生、桜がついてる」って手を伸ばした泉の腕を掴んで

そっとキスする葉山先生。

更にその後、頭を引き寄せてキスしてましたよね。

印象的だったのは、落ちた卒業証書入れ。

全部写すんじゃなくて、物を入れる事で

印象に残りやすかったなと私は思った。

でもさ、妻がいたって話を既に泉にしてるじゃん?

何でキスするねん、とは思った!

 

泉:大学生

取り敢えず先生からの電話に戸惑う泉に共感しかしてない。

この期間が一番長かったから書く事多いぞ~~~!

 

①小野くん(坂口健太郎)との関係性

 小野くんの一方通行から始まった恋。

 最初から気があるなとは思ってたよね!!!爆

 京都(実家)に連れて行ってもらった帰りに付き合おうって言った泉。

 個人的に思ったのは、葉山先生への想いを知ってたのは小野くんだけ。

 良い相談相手で止まってたら良かったのに…とは思ったよね。

 まぁでも泉は泉で本当に小野くんも好きだったと思う。

 誠実に付き合ってはいたんだろうけど超えられなかったんだね。

 日を追う毎に本性じゃないけど本音が見える小野くん。

 好きだからこそ、見えなくなっちゃう事って沢山あると思うんです。

 それゆえに小野くんは泉に愛を縋るしかなかったんじゃないかな。

 最後の「靴脱いで行って」って言って泉が本当に脱いだら

 「良いよ履いて行けよ」とか言っちゃうあたり、

 本当に本当に好きだったんだなぁと。

 幸せになってくれ…!

②演劇と泉

 私が演劇部だったからなんだろうけど

 舞台作ってるとことか本番前とか本番とか。

 独特の空気感に懐かしいなと思ってしまった。

 でも、舞台が終わると先生に逢う理由が無くなるって言う切なさ。

 しんどいな。

 書きたい事はあるんだけど、後半に残します。

③葉山先生の狡さ

 今回の映画の視点が泉だから泉に感情移入しちゃう。

 そのせいか、異常なほどに葉山先生が狡く思える。

 1つ目:風邪を引いた泉を見舞う

 これ、完全に駄目だよね?

 優しくされて好きにならない訳が無い。

 しかも、そもそも好意を知ってる訳ですから。

 完全に狡い。

 しかも「また治ったら話そう」って逃げましたからね。

 でも、好きなんだよな!しょうがないんだよ!!

 2つ目:迎えに来てと電話する

 舅と会った後、飲酒して迎えに来てと電話する葉山先生。

 あのですね、好きな男から頼み事されたら断れないんだよ!!

 「何でもしますから」って言った泉に

 「そんな事、言っちゃ駄目だよ…」と答える先生。

 何でもするという言葉で何されても文句言えないよ

 っていう教師としての言葉半分、

 そう言わせた空気半分で完全に狡い。

 言ってもらおうとしてませんでした???と思ってしまった。

 3つ目:髪を切ってと頼む

 古来、髪というのは性的象徴の一つ。

 それを触らせる行為が何か…狡いなあと。

 泉とか知ってそうだもんね…連想しちゃうかもしれないよね。

 考え過ぎと言われればそれで最後なんだけど。

 しかも髪を切ってもらうって結構勇気いりません?

 刃物持たせてる訳ですから、それなりの信頼が必要。

 泉に心許してますって感じがもう狡い。

 そりゃ、泉も感情的にシャワーかけますって。

 4つ目:深夜に電話する

 深夜(何時か分からなかったけど、寝てる時間)に

 何とも思ってない女に電話する奴がいたら

 私はぜひお会いしたい。

 そんな時間に何とも思ってない女に電話はしませんよね?

 狡いよ~

 しかも小野くんの名前出されてあっさり引き下がるのもなぁ。

 引き下がられた側がもやもやするっちゅーの。

 5つ目:泉を引き止める

 泉が変質者に追いかけられてる疑いで

 小野くんには冷たく突き放されて葉山先生の家の前で待ってたとこ。

 何度も引き止めるのは狡くないでしょうか。

 っていうか、心配されると好きになっちゃわない?

 それは私がちょろいだけ?

 葉山先生の狡さとは関係ないけど、ここ、柚子ちゃんのとリンクしてる?

 先生にやっぱり助けてもらった泉と

 誰にも助けてもらえなくて命を落とした柚子ちゃん。

 泉を救うのはいつも先生だったって言うのを浮き彫りにしてるのかなと

 勝手に思ってはいました。

 6つ目:病院で泉を見つめる目、その後

 柚子ちゃんがICUに搬送されて、一度解散になった時。

 小野くんに連れて帰られる泉を見つめる目が狡い。

 あんな目で見つめられたら小野くんと別れて戻っちゃうよね。

 しかも自分の所為でって悔やむのもな。

 泉は葉山先生を絶対的に擁護する位置にいるから。

 泉を離れない様にするのは簡単だよなあと思った。

 7つ目:真実を告げる、泉を抱く

 泉に恋をしていたわけじゃないと告げるところ。

 しかも妻とより戻すとこまで告げましたね。

 言わずに東京に行く事も出来たと思うんだけど。

 でも、これは葉山先生なりの誠意だと思うんですよね。

 2人とも前に進まなきゃいけないから。

 泉を解放する必要な言葉だったと思いました。

 でも、その後泉のお願いで部屋に行きますよね。

 そこで抱いちゃうのは…どうなんだろうかと。

 思い出に残っちゃうじゃん、抱かれた記憶が。

 体温も香りも声も。

 それを残すのは罪深いなあと思ったりしたり。

 更には大事にしていた懐中時計まであげましたね。

 記憶を残すって言うのは結構残酷な優しさなんじゃないかなと。

 でも、葉山先生のある種の誠実さって言うのが2箇所あって。

 1つは、この一回しか泉を抱かなかった事。

 欲だけで泉に手を出したんじゃないんだろうなと思った。

 もう1つは、泉が家を出る時に起きなかった事。

 そこで起きていたら、きっと別れられなかったから。

 でも、最後、電車に乗った泉を電車の外で見送るのは狡いよね。

 忘れらんねぇよ!ってね。

 

泉:社会人(現在)

まず最初に言わせて。

瀬戸康史をぜいたくに使い過ぎではないでしょうか!!!

 

最初10分と最後10分で印象が変わるよね。

最初10分は、葉山先生を想う泉が抜けてなくて。

まだ雨と葉山先生を連動させていて。

でも最後10分で、宮沢さん(瀬戸康史)の言葉で

1歩、確実に前に進めたんじゃないかなと。

細かいけど、葉山先生に話していた配給会社に努めるっていうのを

現実にした泉に拍手を送りたいです。

きっと映画好きな葉山先生は何かの映画で泉の名前があるのを

見つけてくれるんじゃないかな。

 

ここから私の話。

私は高校2年から4年間、同じ人を想い続けてきました。

その相手は、私の塾の担当講師でした。

大学に入ってから、その塾で働き始めた私は

2年間だけその人と同じ職場で講師として対等な関係になりました。

でもその人には彼女がいました。

何度も諦めようとしました。

無意味な恋だと。

だけど諦められなくて、でも告白するほどの勇気は無くて。

未だに食事に誘われたら行ってしまいます。

だからかな、泉の気持ちが分かっちゃいました。

Twitterで見た感想が私に当てはまってしまったんです。

でも、泉の様な勇気は出ません。

今日の映画を反芻してその人への想いを反芻して。

私は明日も前を向き続けます。

 

潤くんみたいな良い人じゃ無いしね。

 

 

感想にもなってない文章を最後まで読んで下さって

本当にありがとうございました。

本日ここまで。