言うだけ言わせて

嵐オタな私が言いたい放題する場所。笑

有岡くんと恋がしたい

どうも、割と早めに更新しました、きょんです。

 

有岡くんと恋がしたい。

ていうか有岡くんの恋愛ものが観たい。

それで疑似恋愛したい。

欲求に忠実に書いていきます。

ハッピー自給自足妄想生活、はーじまーるよー!!

 

有岡くんと恋して(某乙ゲとタイトル被せてみた)

 

Situation1:幼馴染編

私と大貴は生まれた時からお隣さんで、生まれた時からずっと一緒。

小中ってクラスが離れた事は無いし、高2の今も同じクラス。

知らない事は何もない。お互いがお互いの全部を知ってるって思っていた。

なのに。

「聞いて!隣のクラスのミホが有岡くんと付き合い始めたらしいよ!」

私の知らない大貴がいる。

目の前で私じゃない女の子と帰る大貴。

「もぉ、やだぁ大ちゃん」

可愛い声で大貴の名を呼ぶ彼女は、多分噂のミホなんだろう。

別の日、私は傘を忘れて昇降口で立ち尽くしていた。

「ツイてないなぁ…」

もういっそ雨の中を走ってしまおうか、なんて思ってた時だった。

「…何してんの?」

私の後ろから聞こえて来たのは、紛れも無く大貴の声で。

「大貴…」

「お前、傘忘れたの?」

「朝、降ってなかったから。」

大貴の隣でミホが不安そうな顔をする。

「大ちゃ…」

「ごめんミホ、今日はコイツと帰るわ」

「え?ちょっと大貴…」

「お前、すぐ風邪引くもんな。ほら帰るぞ」

ミホが泣きそうな顔をする。

「その子と私、どっちが大事なの?大ちゃんの事…分かんないよ!」

私の隣に立っていた大貴がゆっくりとミホの方を振り返る。

「そーゆー質問を絶対してこないコイツの方が大事かなぁ」

口元は笑ってるのに、目が笑ってない。

「あーぁ、言わないって約束だったじゃん。」

「でも…」

「ゲームオーバー、ね。ばいばい、ミホちゃん」

大貴が私の腕を掴んで傘の中に引き込む。

後ろではミホが泣き崩れているのが視界に入った。

「ちょっと、大貴!あの子、良いの?!彼女なんじゃないの?」

「…妬いた?」

「え…何言って…」

大貴が私をじっと見つめる。

「妬いた?って聞いてんの」

「…妬いた、って言ったらどうすんのよ」

妬いたに決まってる。私の大貴なのに、って思った。

「お前が俺の事、ちゃんと意識する様にあの子と付き合ったから良いの」

「はぁ?」

「お前、絶対”私の知らない大貴がいる。私の大貴なのに!”って思ったでしょ」

「…思っ」てない、とは言えない。昔から大貴に嘘は通じない。

「17年間、俺はお前以外好きになった事ないよ」

傘が私達を隠す。

雨音が強くなる。

私の言葉は、大貴に届いたのだろうか。

目を上げて大貴を見ると、私だけしか知らない大貴の顔があった。

 

Situation2:先輩編

私は同じサークルの有岡先輩に恋をしている。

でも私の周りの女の子も皆、有岡先輩が好き。

私の周りの女の子の方が、私より有岡先輩と仲が良い。多分。

「今日、有岡先輩とランチだったんだ」

「良いなぁ~!でも私、明日図書館で課題一緒にやってもらう事になってる!」

周りの女の子は皆、有岡先輩と何かしらの約束をしている。

私だけ。私とだけは絶対約束してくれない。

前に一度、勇気を振り絞って言った事がある。

「有岡先輩、あのっ」

「ん?どしたー?」

どきどき。緊張でどうにかなりそうだった。

「明日、私と」

「あー、ごめん。約束、したくないんだ。○○ちゃんとは」

泣きそうになった。あんなに女の子からの誘いは断らないって聞いてたのに。

私と約束するのは嫌なんだ。

「あっ…そう、ですよね。ごめんなさ、」

恥ずかしさと自己嫌悪でどうにかなりそうだった。

私は後ろを振り返らないで走ってその場を後にしたんだっけ。

ぼんやり、梅酒ロックを飲みながら隣の女の子達の会話を聞く。

お付き合いで来たサークルの飲み会も後30分足らずで終わる。

今日もまた、有岡先輩と話す事は出来ないまま。

そんな時、八乙女先輩と伊野尾先輩に捕まってうっかり飲まされた。

別に、弱くないから良いんだけど。

そう思ってたのに、解散ってなって立ち上がろうとしたら立てなかった。

「あーもー、いのちゃんも光くんも飲ませ過ぎなんだよな」

私の頭上から聞こえた声は。

「え…有岡先輩…?

「ほら、手出して?捕まって。立てる?」

「大丈夫です…自分で、立てますから」

優しくしないでほしい。最初に線を引いたのは有岡先輩なんだから。

「……あのさぁ、俺、何で約束しなかったと思う?」

「え?」

有岡先輩が私の隣に座る。もうお店出なきゃなのに、頭の奥で冷静な私が言う。

「約束しなくても良い関係になりたいから」

「…え?」

「って言おうと思ったのにダッシュでいなくなるんだもんな」

横顔しか見えないけど。でもその頬が赤いのは…自惚れても良いのかな。

「先輩、私…」

私の言葉を聞いた先輩が嬉しそうに笑って「俺も」って返してくれた。

 

Situation3:同僚編

私と有岡は唯一、この部署で同期として働いている。

他の同期は地方だ、経理だ、営業だって散り散りで。

私と有岡は第一企画部に配属された。しかも異動も無く、もう5年。

…同時に私が有岡に恋をして5年。

「なぁ、ここの企業データってどうなってる?」

仕事の出来る有岡に惹かれたのは必然で。

「飯、行こーぜ!」

「有岡の奢りなら!」

「じゃんけんしようぜ!!」

何だかんだで優しい有岡を好きになってしまうのはあっという間で。

「女の子は黙って奢られな?」

だけど、私の恋は絶対に叶わない。

「ちょ!相談乗って!」

「何?忙しいんですけど」

「フラペチーノでどうでしょう!」

「……良いでしょう。んで?何?」

良いわけない。私は分かってるんだ、これから有岡が話す事を。

今度、彼女にプロポーズしようと思ってるんだけど!良い店知らない?」

有岡は大学の頃から付き合ってる彼女がいる。

今知ったけど、結婚も考えてるんだ。

「…代官山の、フレンチは、雰囲気良かったよ」

私は、私の想いを隠して言う。

「いいなぁ、結婚なんか考えられて!私は仕事と結婚する!」

ふざけて言うしかない。もう涙落ちちゃいそう。

「何で?結婚出来るだろ。いいとこいっぱいあるのに!」

じゃあ、あんたが私と結婚してよ。

そう言いたいのを堪える。やばい、まじで泣きそう。

「良い人、いないからさあ」

「俺の友達に良い奴いるよ。俺、お前には幸せになってほしいんだよね

あんたが幸せにしてよ。

泣きそうなのを必死で押さえて、私は笑う。

「じゃあ今度紹介してよ。有岡の友達ならきっと良い人だもんね」

私は今日も嘘をつく。

大好きだけど、憎い。憎いけど、本当に大好きな貴方の為に。

 

Situation4:保護者と先生編

私の息子が通う幼稚園に私は毎日、しっかりメイクをして行く。

それには理由がある。

「涼介くんママ、こんにちは」

涼介の担任の有岡先生に会うから。

「こんにちは、今日は涼介、良い子にしてました?」

遊具から私を見つけて走ってくる涼介を見て有岡先生が言う。

「今日は涼介くん、お母さんの絵を描いたんですよ」

私のところに来て、私に抱き付く涼介。

「せんせぇ、ママにもう言っちゃった?」

「ん?まだ言ってないよ、ほら見せるんだろー?」

涼介の目線までしゃがんで話す彼を見て、胸が高鳴るのはどうしてだろう。

他のお母さん達が「有岡先生はうちの幼稚園のアイドルよね」なんて言ってたけど。

きっとそう言う感情じゃない。

「ほら、ママ見て!今日、ボクが描いたんだ」

涼介が満面の笑みで私に絵を見せてくれる。

「わぁ、嬉しい。涼介、絵を描くの上手になったのね」

そう言うと、涼介は有岡先生のエプロンをぎゅ、と掴んだ。

「僕もちょっとお手伝いしました。だから、涼介くんとの合作なんです」

なー?って笑う有岡先生と対照的に無口になる涼介。

「1人で描こうと思ったんだけど、上手に字が書けなかったから」

絵には「ママだいすき りょうすけ」と書いてある。

「涼介の名前は上手に書けるって言ってたんですよ。」

「有岡先生にも手伝ってもらったから、先生の名前も書いたの」

大貴、と書いてあるその字を、私は指でそっと撫でた。

「涼介、ありがとう。ママ、大事にするね」

そう言うと嬉しそうに笑って、ちょっと滑り台行ってくる!と走り出した。

「…涼介くんが描いた絵だから、大事にするんですか?」

「え?」

「大事にするって、言ってたでしょう?」

「あぁ…それは息子が描いたものだし、嬉しかったし…」

「じゃあどうして僕の名前をそんな大事そうに指でなぞったんですか?」

見られていた。

「…それ、は…」

「○○さん、俺の事、好きでしょう?」

片方の口角だけが上がったその顔に、私の中のオンナが目覚めてしまった。

 

 

正直、まだまだ浮かぶんですけどここまでにします!!

私、同じ様な書き方してますね…反省。

 

余力があるので、ちょっと解説。

幼馴染編は、17年間ずっと一緒にいる幼馴染に自分への気持ちを自覚させようとした有岡くんです。結構、やってることは酷いけど、自分と好きな女の子だけが幸せだったらOKみたいな考えしちゃいそうな感じが高校生っぽくて好きだなあ。全国のミホさん、すみません。わざとじゃないんです。たまたまこれを考えてる時に、ミホと電話してる人が目の前を通ったので使っただけです。これがハナコだったらハナコを採用してました。

先輩編では、プレイボーイ感溢れる有岡くんを書きたかったんです。女の子の誘いを断らない、有岡先輩。でも自分だけは断られる。ある意味、特別扱いだけど、その意図に気付けなかったら完全に嫌われたって思っちゃいますね。でも何が良いって、結局伊野尾くんとか八乙女くんとかと仲良くしてるのを見たらもやもやしちゃうとこが可愛い。八乙女くんと伊野尾くんには友情出演してもらいました(名前だけ)。

同僚編は、切ないね。ハッピーエンドにしようかなって考えてたんだけど、1つぐらい違うのを書こうと思って。私の経験談もちょっと混ざってます。結婚とかの話を好きな人からされるのって本当にしんどい。しかもお前には幸せになってほしいとか色々言われるとね…。この時の有岡くんが気持ちに気付いていたら確信犯だけど牽制をしてるんだなって感じですよね。私の書いてる時のイメージは気付いてない、なんですけど。他人の好意には敏感そうだけど、自分への好意は鈍感そうですね。

保護者と先生編は、ここからどうなるのかなって書き方をしてしまいました。ここからちゃんと理性を持って回避出来たら良いですけど…因みに私は多分無理です。有岡先生としての顔と有岡大貴としての顔を使い分ける有岡くんが見てみたいなって。でもこの先がハッピーエンドじゃなさそうな事は分かってますけどね。有岡くんにとってはアソビだけど、お母さんが本気になっちゃって、っていうのが王道でしょうね。逆でも面白いですけど。あと息子が涼介くんて…天使が生まれちゃってますね

 

 

自給自足でハッピーライフを送っちゃいました。

完全に頭の中はお花畑ですね!!笑

映像関係の皆様、有岡大貴くんの恋愛もの、お待ちしております。

長々とお付き合いありがとうございました。

本日ここまで。